Mactiva243製作記
Mactiva243(マクティバ)とは?  
Macintoshに搭載したAptivaのこと。

 AptivaをGigativaにしてしまった後、考えてみると全てのパーツ(FDD以外)
を変更していることに気が付きます。そうです。純正パーツでAptivaが復活
できるのです。さてさてどうしようかなと考えましたが、普通のケース買ってきて
入れたところで何もおもしろくないので、いろんなジャンク抜け殻を物色している
ところMacintoshの抜け殻をGET!
さてさてAptivaのMactiva製作のはじまりはじまりぃ!

はじめに
 
Macintosh Perfoma 6210 というマシンを手に入れたので、さっそく余っていた
Aptiva純正マザーボードを移植して、DOS/V化してみました。
1.Macの解体&M/B取付位置決定

まずは、Macを解体します。やたらネジが多くてびっくりです。でもM/BからCDROMなどまで全てスライドして外せるようになっています。

実際にM/Bを当ててみながら、取付位置を決定します。決めた箇所にドリルで下穴(2.5mm)をあけます。(6カ所にしました)その後タップ(M3×0.5)を通して完成です。

2.電源スイッチとLEDの加工

Macスイッチボックスをあけて基盤の裏をテスターでチェックしながら、ボリュームスイッチを電源スイッチに使用出来るように半田で線を接続します
(実はボリュームスイッチを両方押したときだけ通電するようにしています。)
PowerLEDも使えそうなので同様に配線。
HDDLEDはお約束の青色LEDを横にセット

これでMacの全面カバーを加工することなく電源投入&LED確認出来ます。
リセットスイッチは使わないのでなしです。
3.電源

最初にAptivaの純正電源をバラして配置しようと頑張ったのですが、サイズも大きく収拾つかなく
なってしまい。更に電源も入らなくなってしまった
(途中の半田付けミスかな?)

ということで、結局電源は購入しました。
選んだのは、
ST-150SLです
以外に通販価格が店毎にバラつきがありましたメジャーな電源じゃないからかな?\3,650でした

4.電源取付

Aptivaマザーのラインが書いていますが    →
このスペースにぴったり入ります。側面に4カ所の穴をあけて、外側よりネジ止めします。

更に電源後ろのケース部が、上の電源のコンセント&ファン部分に全然あわないので、躊躇することなく切断してしまいました。

5.M/B取付&その他

 電源を取付、M/Bを取り付けると段々それなりに収まってます。FDD、HDD、CDROMは全面パネルとの調整にかなり手こずりました。
(あわなきゃ使えないしね)

取付にはほとんどはL字ステー&両面テープを使用しています。なのであまり完全な固定ではないんです。

6.LANカード取付

 ISDNなので、モデム不要ということでLANカードを取付ます。
AOpen AON-325 \1,440

なかなか売っていないですが、バルク品のロープロファイル対応のカードです。
基盤がロープロファイル対応なのは多く売っていますが、前のパネルまでロープロファイルなのは、これしかありませんでした。なぜ?
これは、青い基盤がちょっとかっこいいね。

0000
7.LANカード用加工

 何をするにも、取付→干渉→加工→調整という作業が入ります。LANカードもしっかりと干渉します。
 このスキマにはいるなんて、超ロープロファイルという規格が出来ない限り無理なかんじ?

LANカードの幅を加工します。PCIスロットがまだ2つありますが、すべて加工してしまうと強度がなくなりそう・・・

8.内部全体図

 少し無理な作業もありましたが、このように?綺麗に収まりました。
Mac純正の電源用のファンの箇所があったので、ファンを追加してます。
これで内部の熱も上部から排気されます。


9.フロントパネル&リアパネル

 これが、完全なオリジナル形状を崩していないフロントパネルです。
電源投入するには、右のボリュームスイッチを両方押せば起動します。
その上の赤外線ポート?と下のイヤホンジャックはダミーです。
FDを出すには、小さな穴につまようじを使って押すと取り出せます。
(実はほんの数mm大きくしています。)


リアパネルは、完全オリジナル形状なんてほど遠い?状態です。
左側から電源。中央部には純正のIOパネルを利用(堅い鉄板なんで)
PCIスロット部は黒いアクリル板で隠してみました。

10.LED部

 このような感じでLEDが光ってます。左の緑色がMac純正のLEDで、PowerLEDとして使用。
右側の青色が追加したHDDLEDです。

      HDDにアクセスするとこんな感じ→
  
やっぱり青色LEDはかっこいいね〜

                      

最後に
 
いやぁ軽い気持ちで始めましたが、案の定加工する部分が多くて悩みました。
鉄工ヤスリでガリガリ・・・電動ドリルでガイーーーン・・・半田付け等、製作期間はのべ1週間ってことでしょうか。大きな問題もなく大成功となりました。
やっぱり苦労した分、出来たときの達成感はすばらしいねぇ!


ちゃんとIBMのロゴが出て、Windowsが起動します!

(2001/02/12)

 

番外編.PCIビデオカード(WGP-TS32P)動作テスト

 Aptiva E2J用にと、PCIのビデオカードを購入しました。
Aptiva2158で動作するかを確認するために、動作テストをしてみました。
こちら

(2001/06/24)


 フロントパネル交換

 どうもCD-ROMがしっくりいかずに、フロントパネルは付けたり外したりしていた際に、
「うーん、入らない、このー」って押し込んだ瞬間。

バキッ っといい音が・・・      あーやっちまった。

違うケースに入れることも考えましたが、せっかくこんなに苦労して作ったMactivaなんで、同じ
ケースを手に入れました。今度は
Macintosh Perfoma 630です。

再び、フロントパネル裏のFDD場所を加工して完成です。
←6210から630に変更です。(それ以外全く一緒)

あれっ、CD-ROMが違う? そうなんです。
この騒音ドライブはMactiva専用と(ほとんど使わないので)しました。
(ドライブのトレイの厚みが薄いので、位置合わせも簡単だったりする)
AptivaE2Jに、243の純正CD-ROMを入れました。(このドライブは静かでいいね。)

(2001/09/01)


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